12〜15世紀の「ゴシック様式」、
18世紀後半〜19世紀の「ゴシック・リバイバル」、
20世紀後半の「幻想文学大系」を経て、
現在の「GOTH」が存在しています。
中世ヨーロッパでは、ゴート(ゴシックの語源)は古くさく、
上品さ、華やかさに欠けると見られ、一気に廃れて行きます(ルネッサンス興隆)。
それを見直し、暗く重厚な雰囲気がリバイバルしたのが「ゴシック・リバイバル期」です。
この時代に沢山のゴシック小説が生まれました(例:1897年ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』)。
ゴシック風のアンティーク家具は全てこの時代のものと言っても過言ではありません。
そして「ゴシック・リバイバル期」以降のゴシック文学作品が
次々に国内へ持ち込まれたのが「幻想文学大系」です。
澁澤龍彦、生田耕作(敬称略)などの偉大な翻訳家が台頭します。
ここで幻想文学、シュールレアリスム、ルネッサンス等が渾然一体に取り上げられ、
それによって独自の様式美が築かれました。
そして昨今のGOTHに繋がっています。
GOTHは、アングラレベルですが世界規模へと成長しました。
しかし、これらは全て一本の糸で繋がっているわけではなく、
それぞれの時代に則した独自の味付けが行われています。
オメガのお店のコンセプトにもゴシック要素がそこそこ入っています。
今もこれからも、この系譜を俯瞰的に捉えられる店作りを心掛けていきたいと思っています。
そして2007年12月22日より、
「横浜美術館」にてGOTH展が開催されます。