アングラ好きって、アングラじゃないものを否定したりするじゃないですか。無意識的にも。僕も商業的な作家さんやアーティストの方を無意識的に避ける癖があります。でも、そうならない様に常に注意しています。否定しちゃった方が物は売れるんですが、セレクトショップと掲げる本屋としてのアイデンティティーは保っていきたいなーと思っています。ただ、通り一辺倒の本を並べるだけなら僕がやんなくてもいーやと思うし。
例えば倒錯的フェティシズムの写真集があったとして、それはそれで凄くはっちゃけてて面白いんですが、僕は上田義彦さんのバイテンで撮った森の写真もフェティシズムだと思うのです。三脚立てて限界まで絞り込んでバチャコンって撮られた写真なのに、苔むした深い森からは、腐海の森の様な禁忌的ともいえるフェティッシュな魅力があり、心臓がキュッとなります。そーいう本は絶対により多くの人に届ける努力をするのがオメガのお仕事かなーと思っています。高くて買えない方は、ぜひお手に取ってご覧ください。かなりやばいです。
