
古書の状態を細かく写真に撮ることは大変なので、古書店は通常部位と状態を言葉で端的に表します。オメガでも古書には、慣例に従いこの記述を行っています。上図のように、『天』『地』『小口』『背』が基本となり、状態と組み合わせて使います。
例:天ヨゴレ、小口シミ、表紙ヤケなど
【部位名称】
天………本の上の部分
地………本の下の部分
小口……本の開く方の部分(こぐち)
背………本の閉じられた部分(背表紙)
帯………本にかけられるポップ
箱………外箱のこと(なんとなくカッコイイので函と表記することもある)
花布……天地に付ける装飾用の色の付いた布(はなぎれ)
ノド……本を開いた際の、閉じられた部分
見返し…本を一枚開いた時の、表紙と本体をくっつけている紙
表1……表紙のこと(以下含め、主に雑誌で使われる)
表4……裏表紙のこと
表2……表紙を開いた最初のページ。雑誌の場合は広告枠に使われることが多い(その向かい側ページを表2対向という)
表3……裏表紙から開いたときの最初のページ
【本の状態】
ヤケ……日焼け
イタミ…痛み
欠け……無い状態(例:帯欠け)
ヌケ……綴じている部分が壊れ、数ページ分が外れてしまっている状態
黄ばみ…黄ばんでる状態
シミ……シミがある状態
オレ……折れている箇所がある状態
スレ……スレ傷がある状態
キズ……傷がある状態(通常、スレより大きい場合に使う)
ハゲ……禿でなく剥げている状態
ソリ……反りが出ている状態
ヤブレ…紙が破れた状態
以上を参考にしてみてください。他にもありますが、この辺を知っていれば大抵ニュアンスは伝わると思います。本の状態を詳しくお知りになりたい方は、お電話にてお問い合わせください。
個人的には、明らかにぶっ壊れていなければ、古書の味わいの範疇だと思っています。人の手を介して来た本の歴史も含めて可愛がってやって頂けると嬉しいです。